作成担当者によって仕上げられた報告書は、調査工程の検証(工程内検査)へ移行します。
工程内検査とは、報告書に記載された情報が蒐集される過程の中で調査のやり方に問題はなかったか、判明した調査結果に間違いはないか等を社内に於いて任命された検査員によって再確認する工程です。
工程内検査員とは、信用調査業務の実務経験を3年以上有し、「工程内検査」の社内教育を受け、品質管理責任者及び社長の認定を受けた者に限ります。
検査には下記のような50項目以上のチェック項目があり、合格しなければ次工程へ進むことが出来ません。
不合格の場合は、不適合製品として見直しを受け、合格するまで再検証します。
・収集資料はそろっているか?
・調査内容は顧客の要求に適正か?
・調査期間は守られているか?
・法令・規制要求事項を満たしているか?
・調査着手前の蒐集資料に不備は無いか?
・調査時の服装は適切だったか?
・調査機材の準備は、万全であったか?
・調査開始前に、予見される各立ち寄り先を下見したか?
・調査開始1時間前に現場到着したか?
・調査発覚がなかったか?
・調査発覚の危険を誘発する様な行動は無かったか?
・調査各現場の写真を撮影したか?
・調査遂行後の経過・結果報告に虚偽は無いか?
・入手した情報の信憑性について本部者と検討したか?
・取材の際、入手可能な情報を、判断ミスにて聞き損じていないか?
・TPOに合わせた化調、取材方法が適切に行われていたか?
・取材調査に於いて、調査先へと疑念を持たせる事無く、取材を終えたか? |